コラム

980万円の借入原因がほぼ競馬である場合に破産ができるか

数か月前に終件した案件ですが,日本政策金融公庫や銀行,信用金庫から合計1000万円弱の借入をして,それをほぼすべて競馬に費消したというものがありました。

このような状況で破産をすることは道義的に許されないだろうと考える方もおられるかもしれませんが,結論からいうとこの案件は自己破産・免責手続で免責許可決定,すなわち,借入金がゼロになりました。

①競馬・パチンコ・飲み屋やキャバクラ等での浪費が借入原因の大半を占める場合,基本的には管財事件というものになります。管財人という中立的な立場にたつ人が相談者様の借入原因等を調査することになります。この管財人の調査に相談者様が真摯に協力すること自体が免責(借金がゼロになる)にとって有利な事情になります。ですので,管財人や相談者様の代理人となった弁護士から収集を案内された資料を早急に収集する等の迅速な対応を取っていただく必要があります。また,管財事件においては予納金というものを最低10万円納付する必要があるので,予納金も準備をする必要があります。当事務所では想定される予納金の準備ができ次第で破産の申立をします。

②弁護士に自己破産の依頼をした後はギャンブル・浪費行為をしないことが必須です。多額のギャンブルが原因で破産をするにもかかわらずギャンブルをすることは全く反省していないことの表れであると裁判所等から評価されても仕方のないことであり,正直救いようがありません。弁護士に依頼後にもギャンブルを継続していた場合,私に限らずほぼすべての弁護士が辞任という選択を取るかと思います。辞任をされなくても免責における裁判所の判断も厳しいものになる可能性があります。

1000万円弱の借入原因が競馬であっても,上記のように現在・将来において自身の行動パターンを変えれば破産免責が認められる可能性は十分にあります。

自己破産のご相談は無料ですので,一度当事務所までご相談をしていただければと思います。